長い年月、パートナーとして過ごしてきたのに、定年を越えてから、いきなり離婚届を置いて、妻がいなくなってしまった。
いわゆる熟年離婚というものですが、こういったことになってしまう原因はさまざまです。

まず前提として把握しておきたいのは、「いきなり」と思っているのは、あなただけであって、パートナーは夫婦として連れ添った何十年という長い月日をずっと耐え続けてきたかもしれないのです。

今現在、定年退職という1つの節目、もしくは還暦という1つの節目。
結婚ウン十年というちょうど良いタイミングで離婚を考えている方もいらっしゃることでしょう。
ここでは、その原因などについて紹介していきましょう。

熟年離婚になるから価値観が違う

価値観が違うことが原因で離婚に至っている高齢者が多いものです。
長年、夫婦として一緒にいて、今更価値観も何もないだろうというのは、男性側の発想ですね。

その長い間、女性側は耐え続けてきたわけです。
そういったことにすらも気が付かない。

だからこそ、離婚を決断したとも言えるでしょう。
時代の違いもあるものです。
昔の人は、ちょっとした考えの違いがあるのは、他人なのだから当たり前。
それを我慢したり、耐えていくからこそ、本当の夫婦になれるという考え方でした。

もはや、この価値観すらがなくなっていると言って良いのです。
そういった考えをする両親がいなくなった。
価値観の相違が離婚の最たる原因となっている近年だからこそ、離婚に踏み切れるわけです。

性格不一致があるから熟年離婚につながる

他にも性格の不一致ということが挙げられています。
これって芸能人の離婚原因のほとんどですよね。

前述のものと同様に、長年、夫婦として生きてきて、今更性格が合わないなんてこともないだろうという方がほとんどではないでしょうか。

一説では性格というのは、世間に向けての建前であって、実際には、性生活での不満足こそが要因とも言われています。

いずれにせよ、長い期間不満を耐え続けてきたということには、変わりはありません。
前述の価値観の違いのケースもそうなのですが、一昔前の夫婦のあり方というのは、性格の不一致くらいで離婚するなど、許されないという時代でしたから、ひたすら耐える他なかったわけです。

現代では、価値観や性格といったものこそが、パートナーとの関係を継続させるために、最も大事なことであり、離婚というもの自体に関しても、寛容になってきているため、相手を尊重できなくなり、欠点を許すことができなくなったというパターンで離婚に至るようです。

介護の必要が出てきてしまうと熟年離婚に危機に陥る

パートナーとの関係は良好であるものの、舅や姑といった方達との関係が良くないというケースは珍しくありません。
まして、長年、同居をしていなかった場合に、同居をせざるを得なくなり、アレやコレやと駄目出しをされる。

余計に気を使う生活を余儀なくされ、気が休まる時間がなくなった。
介護の必要も出てきたとなれば、体力的にも精神的にも、かなり辛い状態とは言えないでしょうか。

パートナーの両親の同居や介護をきっかけにして、離婚に至ってしまうというケースも珍しくありません。

老後を考えない熟年離婚は浪費をすることになる

また、定年を迎えて時間ができたことを良いことに、自身の趣味に時間やお金を浪費するといったケースでも離婚に至っているパターンとしてスタンダードです。

これまでは仕事というものがあった。
やりがいがなくなり、趣味もない。
そこで暇つぶしにとパチンコや競馬、競艇といったギャンブルをしてしまい、どハマりしてしまった。

結果、どんどんと浪費をしてしまうというケースです。
パートナーが老後のことを考え、生活費を切り詰めたりといった努力をしているのに、そういったこともお構いなしに浪費を繰り返せば、自身の老後にも影響を与えかねないと離婚を決断するのは、当然のこと。

少なからず、財産の半分は自身のものになるわけですから、無くなる前にそれを手にしたいと思うのは、当然のことではないでしょうか。

熟年離婚で定年後の家事参加はかなり辛い

これまでは仕事という逃げ道があったものの、定年をしてしまえば、家事への参加は、重要視されます。

もう「俺が稼いできてるんだから」という言い訳は通用しません。
定年を機に、家事への参加を考える。
これをせず、現役の時と変わらずに、炊事・洗濯・掃除などの家事への参加を疎かにしていると、パートナーの不満が爆発し、離婚を申し出られることになってしまうのです。

熟年離婚になったら訪れる現実とは

熟年離婚は誰の身にも起こり得ることです。
その理由としては、価値観や性格の違い。
介護の必要性、老後を考えない浪費癖。

相変わらずの家事への不参加などが主な理由になっています。
これらのことに気をつけなければ、長年のパートナーに三行半を突きつけられてしまうことにもなりかねません。